
ありがとうございました
4月8日9日の森の展示室、無事終了しました。
たくさんの方々に来ていただき、ありがとうございます。
今回の森の展示室は、今まで以上にいい展示となりました。
またご報告の方をゆっくりですが、こちらにUPしていきたいと思います。
尚、引き続き森の展示室は続いていきます。
相良育弥
今西公彦
チプラスタヂオ
大橋史人
荒川尚也
ハタノワタル
片桐功敦
吉田和代
太田良子
春分堂
鈴木隆(〜16日)
加藤直樹
京庭なる井
以上の展示室は4月23日(火曜日休園)まで展示がご覧になれます。
静かな森の中で、作品と向き合っていただければと思います。
また、わち山野草の森では春の山野草が多く見ることができます。
作品展示と同時に春の山野草探してみてください。

お茶会のこと
森の展示室・お茶の席 森の展示室では、2日間、お茶の席をご用意しています。
8日 囍茶
9日 謝小曼 8日囍茶さんのお茶のご紹介
「山の茶屋」
茶ー中国四川省の釜炒り緑茶の新茶
菓子ー月の温さんの蒸しパンとちんすこう
お一人様 1500円
予約不要
陶ー河合和美、今西公彦、市川孝
木と鉄ーチプラスタジオ
空間ー春分堂
布ーアリサト工房+きちゃ 9日謝小曼のお茶会の予約はいっぱいになりました。
陶ー河合和美、市川孝
ガラスー荒川尚也、金子朋恵
花器ー今西公彦
空間ー春分堂 写真は春分堂さんの作った庭
お茶会に参加されない方も、森の展示室ならではの空間を見に来てください。

森の展示室とは
森の展示室2017 今年の森の展示室は森の中で過去、未来、そして現在を考えるをテーマに作家の方々にお願いをしました。
作り手の方々も、普段展示しているギャラリーとは違い、自然というものに向き合って、作品、展示を模索しています。
1年に一度くらいは、販売等々を気にせず、自分の作るものと向き合うのは、とてもいい時間だと思います。そして、ここで考えチャレンジしたことが、きっと明日の制作につながっていくと信じています。
森の展示室のはじまりは、荒川尚也、石井直人、ハタノワタルの3人でした。
丹波という土地、時間と共に失ってきたもの、原発事故によって見えてきたことなどを森の中に表現したことがはじまりでした。(空想時間) 森という場所を考えると、直線や水平はなく、ほとんど有機的なもので囲まれています。そのことによって、展示をするときに考えるだろう水平なところに置く、垂直な面に掛けるなどの行為からは解放され、モノの魅力に迫れるのではないかと考えています。
だから、皆さんに見せる以上に、作り手の挑戦であると感じています。 会場には作り手の方々がいます。

出展者紹介・今西公彦
森の展示室出展者紹介・今西公彦 日本の六古窯のひとつである丹波立杭で作陶をされている今西公彦さん。
時々周囲の山を歩き、昔焼かれていたであろう穴窯の跡を見ては、当時の様子を思い浮かべ、自身の作陶に生かしてきました。
その土地でしか感じられない過去より続く心震わせるもの。それが今の暮らしの中に在ることの意義。そんなことを今西さんの器から感じれます。
今回の展示は茅葺職人の相良育弥さんと庭師のなる井さんの創る空間の中での展示で、来年までの変化を見越した時間軸をテーマに制作をしていただいています。 Q:立杭焼のことを教えてください A:平安時代末期に始まったとされています。
その後、途切れる事無く800年以上現代まで続いています。
基本江戸時代までは、無釉、焼締の焼物が多く、江戸時代以降は色々な釉や装飾を施し多種多様な製品を生み出しています。
それぞれの時代に独自性のある製法、土が使われていて個性的で丹波でしか見られない焼物が多く、魅力ある産地であると言えます。 Q:制作において大切にされていることはなんでしょう? A:制作において、大切に

出展者紹介・あはひ
森の展示室出展者紹介・あはひ 今回フライヤーには載っていないのですが、出展をお願いしたひとりのあはひ(a wa iと読みます)さん。
こだわりの食材でお菓子を作ってくれます。
ほがらかな春の日に、小麦のかおりお楽しみください。 Q:普段行っているお菓子つくりについてお話しください。 A:スペルト小麦粉という古代小麦粉を使った乳製品、卵、白砂糖不使用の焼き菓子を作っています。
オーガニックの食材と自然栽培、無農薬、減農薬の果物をメインにした焼き菓子を作っています。 Q:何故、素材にこだわるのですか? A:素材にこだわることは現代の社会において、最低限やるべき事だと思っています。私自身が口に入れるもの、誰かのために作るもの。安心して食べられるものでありたいのです。スペルト小麦粉を使うのは、大量生産を目的とした過度な品種改良をされてこなかった昔から変わらずある原種だから。そして、昔からあるものや、それらを作ってくださる人がこの先もずっとなくなってほしくないからです。 Q:森の展示室ではどのようなお菓子を持ってこられますか? A:季節の果物を使った

出展者紹介・吉田和代
森の展示室出展者紹介・吉田和代 森の展示室には欠かせない存在の吉田和代さんは現代アートの作家さんです。
毎年、ほっと心温まる作品を展示していただいています。
心温まる作品を置く場所はとても大切で、森の展示室ではまず場所探しからはじめていただきます。そして自分の作品が一番気持ちよく感じる場所に展示をしていただいています。 Q:昨年の作品は場所も取り込んだ作品となりました。
昨年の本に関して、コンセプト等お聞かせください。 A:本の言葉を消していく作業はもう随分前から行なっています。
本の作家さんには申し訳ないのですが、その時の自分の感情や感覚で本を読んでしまうことがあります。
前回の本の作品も、その時、和知の森のことや植物、生きもの、空気、私達がしてしまった罪などずっと考えていました。
全く違う内容の物を読んでいても、それに関連する言葉が浮いて見えてきます。
「トンボがいたわ。 蝶々も。」「 静かにきりもなく 、 。」 「 記憶 」また「追い詰められた動物たち 何のために 。」など
何回も何回も始めから読み直し、要らない言葉を消して

出展者紹介・アーキペラゴ
森の展示室出展者紹介・アーキペラゴ 去年に引き続き、2回目の出展となるアーキペラゴさん。篠山に去年オープンしたお店です。
実店舗は米蔵を改装し作られた天井の高い、気持ちいい空間を持つお店で、アーキペラゴの選ぶモノのは、暮らしの中にすっきりとした緊張感を与えてくれるものばかり。
一度、実店舗も行ってみてください。 Q:実店舗のことをお聞かせください。 A:archipelagoという「多島海」を意味する名前のセレクトショップを兵庫県篠山市で展開しています。
器や洋服、本などの暮らしの道具をセレクトしていて、風土豊かなこの土地で、様々な作り手やお客さまという島々の間を「小さな小舟」で行き来しながら、お客さまの暮らしが少し豊かになるお手伝いをできたらと思っています。 Q:去年からの参加ですが、今年はどのようなモノ、作り手の作品を見ることができますか? A: 香川県在住の蠣﨑マコトさんの吹きガラスの作品、岐阜県で作陶されている陶芸家林志保さん、長野県でオーバルボックスや木のトレイなどを作られている井藤昌志さんの木工の作品などを展開予定です。
山野

はるいろさくらまつり
なんにもないけど、春の山野草探しにおいでよ
はるいろさくらまつりのHP
https://www.haruirosakura.com/ 大幅に更新しました。 4月8日9日はちょっと雨っぽい予報ですが、たぶん大丈夫です。降ってもぱらっと程度。春の山野草にはうれしい恵みです。 わち山野草の森は、なんにもないと言えば何にもないけど、
目を凝らせば、山野草がいたるところに息づいています。
その数900種。
桜まつりと言っていますが、さくらはもちろん、山野草や森の散歩が魅力です。
山の頂上までハイキングにも行けます(実はおすすめ) はるいろマルシェでおいしいものを買って、山の上までハイキング。途中、森の展示室で山野草を探しながら、アート鑑賞。
https://www.morinotenjishitsu.com/ 山野草ツアーは大人気です。
LIVEやマルシェ等々、イベント情報はブログでご確認ください。 写真は見れるだろう春の山野草の花

出展者紹介・加藤直樹
森の展示室出展者紹介・加藤直樹 昨年の展示では、ほんとうに壊れそうなはかない陶の花を展示していただきました。森の中で視点がその花に集中し、そこが入り口になってミクロの世界へ誘うような体験をしました。
アトリエの中に籠った加藤さんの頭の中を映像で流すと、世界はとてつもなく小さく、とてつもなく大きく、存在している私たちの位置の認識をもう一度確かめなくてはいけないのかな?と思ってしまいます。でも、アートとはそういうものなのでしょうね。 Q:近年の作品を見ていると、どんどん変態的に陶に向かっているような気がします。
何が、加藤さんの創造力を刺激するのですか? A:変態的とは。過大な褒め言葉をありがとうございます。
刺激になっているものというよりここ数年、ようやく自分の中での発酵が進んできているように感じます。
いま興味があるのは細胞や粒子です。
生物科学の日進月歩をつまみ食いしながら、とても楽しく読書と妄想を繰り返しています。 Q:昨年の森の展示室での作品の持つ緊張感は、半端なかったです!去年の作品のコンセプトなどお聞かせください。 A:昨年は

出展者紹介・金子朋恵
出展者紹介・金子朋恵 荒川尚也さんの工房から今年独立して独り立ちした金子さん。
モノを作ることに一生懸命な姿勢は、一度付き合えば感じて頂けると思います。
透明なガラスの世界では、作り手として個性というものをどう作るのか?どういう部分を見せていくのかが問われるところなのですが、金子さんの場合、まっすぐ作ることに集中したとしても生まれてくる揺らぎのような部分に、とてもやさしさを感じます。その優しさが独特なんです。 Q:金子さんにとってガラスとは、どういった素材ですか? A.とても不自由な素材だと思っています。
1000℃近い高温で作業するため、直接手で触れることは出来ませんし、すぐに、冷めて動かなくなり、さらに冷めると自然に割れてしまいます。
でも、だからこそおもしろいのです。
たくさん失敗しても諦めずにやっているとある時、ふと出来る瞬間があります。その瞬間は、言葉では言い表せない喜びがあります。 Q:作品制作をする上で大切にしていることはございますか? A.ガラスは自然素材では、ありません。
人が技術を習得し作り上げた無機質な素材です。