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相良育弥の展示室


森の中に小さな小屋が建ちました。

茅葺の小屋は様々な人が出入りし、今の暮らしと昔の暮らしの人が歩んできた道のりを感じていたような気がしました。 小さな空間、麦わらで覆われた空間はとても落ち着くようで、みんなが笑顔でこの作品を体感していたのが印象的です。

この作品を作ったのは、兵庫の淡河の茅葺職人集団「くさかんむり」の代表、相良育弥さん。

この作品は来年までわち山野草の森に設置されています。

インタビューをしましたので、下の記事をご覧になってください。

Q:普段はどのようなモノを作っていますか?

A:既存の茅葺き民家のお屋根の修復ほとんど。

文化財から一般民家まで茅葺きならなんでもします。

あとは、依頼があったり思いついたりしたものもつくります。

将来、文化財になるものから、朽ちてなくなるものまでなんでもつくります。

Q:今回は、森の中での作品展示です。何かコンセプトはございますか?

A:一年間は置いて置けるということだったので、

一年かけて茅葺きが土に帰ってゆく様を楽しんで頂けるようなものを作りたいと思いました。

展示期間中は今西さんの抹茶碗を包む、お茶室のような空間として、

そのあとは、人間の作為が、森の自然の分解力に負けて消えるような。

茅葺きが、次のいのちの肥やしになってくれたら、この作品は成功です。

作品に名前をつけるなら「モリツチガエル」かな。

Q:制作において大切にされていることをお聞かせください。

A:普段の仕事が、既存のお屋根の修復なので、制作といった感覚がないので、

今回のように一から作れる場ときっかけがあるだけでありがたい。

制作で大切にしていることと言うならば、そのような場ときっかけを活かすこと。

そして、年々無くなりつつある茅葺きの魅力を現代に焼き直すこと。

Q:今までの作品の写真があれば一緒に返信してください。


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