出展者紹介・市川孝
出展者紹介・市川孝
去年はお茶の道具を手押し車でひっぱり、森の中の優しい光を感じる場所で、お客さんにお茶をふるまっていた市川孝さん。 その時の手押し車が第1号茶車。 1年経ち、なんと茶車5号らしい。 お茶の素晴らしさを皆さんと共有するため、今年も茶車は森の中の素敵な場所を見つけてくれるのでしょう。 森の展示室は、森の中でのアートイベント。ゆっくりとした時間を春ののどかな森の中で感じて頂けたら幸いです。
Q;市川さんはずいぶん前から中国茶に興味を持たれていますが、はじめての出会いはいつですか?
A : 2007年ですね。2008年3月に台湾の人澹如菊茶書院で初めて個展をすることになるのですが、その前年に茶人の李曙韻さんが私の工房に来られ、台湾茶を淹れていただきました。その時のお茶の味と香りの変化に驚いたのを覚えています。そして台湾茶から中国茶へと繋がっていきます。
Q:中国茶の世界のどんなところが市川さんの感性に響いているのですか?
A : 飲み終わった後の茶葉は、綺麗な葉っぱなんです。あたりまえですが、葉っぱと水と火(陽)でお茶になります。中国では樹齢1000年の古茶樹に出会いましたが、見上げるほどの木(樹)なんです。台湾茶では香りの豊かさに驚いて、中国茶ではお茶の世界の豊かさと深さに驚いています。こころにもからだにも響くお茶、このお茶を愉しむ道具作りはやりがいがあり、茶縁から広がる出来事に幸せを感じています。月(季)、火(陽)、水、木(樹)、土(地)などお茶を取り巻くシンプルな関係が気になっています。
Q:去年は手押し車の茶車で、森の中のとても気持ちいい場所で、展示とお茶の時間を持たれていましたが、今年はどんな展開を考えていますか?
A : 去年の森の展示室の機会がきっかけで茶車が完成しました。今回は新しい茶車(茶車5号)が登場し、お茶のシンプルな出来事を森の中で感じていただきたいと思っています。
Q:うつわの販売はございますか?
A: はい、少し並べます。