出展者紹介・宮内知子
出展者紹介・宮内知子 京都の南山城で木の仕事をされている宮内知子さん。 昨年は、販売ブースの他に、森の中にひっそりと自身の作品を置かれていました。 1年に一度は、自分の作品と向き合う時間を作ろうと森の展示室(はじまりは空想時間)ははじまり4回目。 作品と森と山野草と、面白い出会いがたくさんあると思います。
Q:昨年は販売ブースの他に、見せるだけの展示をされていました。森での展示をどう思われますか?
A:森の中で展示をするということは、作品を観てもらうというよりも、もしか気付かれなくても森の中にただそれがあるということの違和感や面白さを感じさせてくれるものだと思いました。 なので、作品鑑賞という堅苦しい感じではなく、宝探しの様に作品を歩きながら見つけてもらえる様がおもしろいなと思います。
Q:今年はどのようなモノを展示されるのでしょう?
A:木で作品を創りはじめて20年になりました。 最初は用途を持たないオブジェのような器を 木で作ってみたいと思ったのがきっかけでした。 今でも、細々とですが作り続けていて、 この機に20年分のオブジェを並べてみたらどうかなと思い、 森の展示室では今まで作ってきた器の形をしたオブジェを 展示しようと思います。 どうぞ森の中で木に溶け込む私の作品を見つけてくれたら嬉しいです。
Q:南山城村に移り住み、制作をされていますが、暮らしと制作についてお聞かせください。
A:移り住んで5年目になりますが、 村の静かな環境の中、毎日気持ちよく制作させてもらってます。 基本的に工房に常にこもっていると思われているようで、 たまに展示会などで家を長く空けていたりすると、近所の方々に「車なくなってたな、どこ行ってたんか」と心配してくれたりします。 みなさんやさしいです。 ありがたいことです。