出展者紹介・・・宮内知子
出展者紹介・・・宮内知子 京都の南の端、南山城村より、木工の宮内知子さんが参加してくれます。去年は残念ながら雨のため、簡易テントでの出展でしたが、今年は雨は降らなさそう。 木の器を木々の中で展示してもらえるのは、主催者側としても楽しみです。 今回は、普段の販売されるものは森の展示室で展示。それとは別に原点に戻り創られる白い作品を空想時間Ⅲに展示されます。
①宮内さんの作品と言えば、様々な木を合わせて作る木工という印象ですが最近は、お皿に絵を描くなど、表現の幅が広がりつつあります。制作において、こころがけていることなどございますか?
ものを作るにあたり、素材に対して「こうしなければならない」とか、「こうあるべき」というような固定概念をできるだけ排除した心持ちで作りたいと思っています。そのうえで、作品を手に取る相手がいるという意識を持って作ることを心掛けています。
②工房が自然豊かな南山城村にありますが、そういった環境から作品に影響されることはございますか?
まずものを作れる環境があること、そして、この場で気持ちよく作品が作れるということはとてもありがたいことです。この周りに良いものを作っている友人がいることも影響を受けていると感じています。
③今回、森の展示室で販売するほかに、空想時間Ⅲの方にも作品を展示するようですが、どのような作品を展示されますか? また、森の中での展示をどのように思いますか?
白い器を展示します。もともと、オブジェのような大きな器を作り出したのが木工のはじまりでした。 良い空間にそれを想う作品が置いてある状態はどこかへ連れていってくれる気がします。 そういえば森も一つの大きな良い空間です。その中で空間をまとった作品と対峙してもらえたら、誰かがたまたま出会ったものに思いがけなく心を動かされるようなことが起こったらとても素敵なことだなと思います。