出展者紹介・金子朋恵

April 2, 2017

 

 

 

出展者紹介・金子朋恵

荒川尚也さんの工房から今年独立して独り立ちした金子さん。
モノを作ることに一生懸命な姿勢は、一度付き合えば感じて頂けると思います。
透明なガラスの世界では、作り手として個性というものをどう作るのか?どういう部分を見せていくのかが問われるところなのですが、金子さんの場合、まっすぐ作ることに集中したとしても生まれてくる揺らぎのような部分に、とてもやさしさを感じます。その優しさが独特なんです。

 

Q:金子さんにとってガラスとは、どういった素材ですか?

 

A.とても不自由な素材だと思っています。
1000℃近い高温で作業するため、直接手で触れることは出来ませんし、すぐに、冷めて動かなくなり、さらに冷めると自然に割れてしまいます。
でも、だからこそおもしろいのです。
たくさん失敗しても諦めずにやっているとある時、ふと出来る瞬間があります。その瞬間は、言葉では言い表せない喜びがあります。

 

 

Q:作品制作をする上で大切にしていることはございますか?

 

A.ガラスは自然素材では、ありません。
人が技術を習得し作り上げた無機質な素材です。
しかし、息を入れ、重力の力で制作する中に、自然的な美しさが宿る事があります。それは、周囲の空間や時間が一瞬止まったかのような緊張感を帯びるのです。
私は日々の生活の中で、それを感じて貰えるようなモノが作れたらと考えています。

 

 

Q:今回はどのような思いで森の展示室にご参加されますか?

 

A.今回は、水をテーマにしたいと考えています。
蛇口を捻れば、当たり前に使える水は自然の大きな力によってもたらされている最も身近な存在だからです。
最も身近なことを改めて考えること。
少しだけ生き方を変える小さな一歩に繋がればいいなと考えています。

Q:荒川尚也さんの工房から、この春に独立となりました。今後の抱負などお聞かせください。

A.:師匠の工房での8年間、本当に多くの事を学びました。
作家として生きて行く 魅力と努力。
そして、出会わせて頂いた本当に素敵な人々
言葉では、伝えきれない感謝でいっぱいです。
今後はその学びを活かし、自身の工房を建て耐熱性の高いガラスを溶かして独自の美しい器を作りながら生活して行けたらと考えています。

 

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