出展者紹介・白石陽一
出展者紹介・白石陽一
今回初出展の白石さん。白くシャープなその作品と有機的な森との接点を皆様に感じて頂ける作り手です。 作品から受ける印象と笑顔絶やさない本人のギャップも見ていただきたいポイント。 当日、森の中でどんどん質問してみてください。
Q:普段はどのようなモノを作っていますか?
A:食器や花器、オブジェなどを作っています。 方法は鋳型に液体状にした土を流し込み そのまま 作品にしています. 土の流れの表情、 土の細かなシワの表情 その時々の表現があります. 人の手ではつくることのできない 自然の事象をうつわにしています。
Q:今回は、森の中での作品展示です。何かコンセプトはございますか?
A:一度、森の中で展示したいと考えていましたが今回実現することができとても うれしいです。 僕の作品は自分で作るのではなく『自然に作られる』というイメージで作っています。 僕の作る自然と森の中の自然がどうリンクしあうかが楽しみです。 重なり合うところもあれば反発しあうところもあると思います。 どんな展示になるかワクワクします。
Q:制作において大切にされていることをお聞かせください。
A:陶芸は最後に窯の中に入れ炎の力で作品が完成します。 最後は自分の力ではなく作品が出来上がるところに陶芸の魅力の一つがあると思います。 僕の場合は鋳込みという技法を使い 型に流し入れ成形するところから自然に任せて形作ります。 人の手では作れない細かな事象を肌理の細かな磁器土で表現しています。 成形と焼成どちらも自然の力に委ねることで新しい表現ができるのではないかと考え制作しています。