出展者紹介・春分堂


庭師が森の中で表現するとは、美しい場を見つけ、その場を掃除することであったり、そこに行く道中にそっと何かを仕掛けることなのかもしれない。 様々なモノつくりの方はいるのだけど、自然と対話しながらモノを作る方々の視点は面白いです。 毎年森の展示室の迎え花もお願いしている春分堂さん。 今年も、参加してくれます。
Q:普段庭をつくる時に意識していること、心がけているところをお知らせください。
A:私は、庭やお施主様との対話を楽しみながらつくることと、元から在ったかのように、自然と心に寄り添う庭づくりを心がけています。
Q:去年の森の展示室では、わち山野草の森の中で最もすがすがしい場所を選んでいたように感じます。なぜあそこを選んだのですか?
A:桜がたくさん見れる場所を探していたところ、あの場所にたどり着きました。 わち山野草の森の敷地でも奥の高い位置なので、俯瞰してみることができる場所でした。 お祭りの賑やかな楽しさがあるからこそ感じられる「うららかな春の日」を紹介したかったのだと思います。 春の陽気、草の柔らかさ、土の香り、一面に咲く草花、遠くに聞こえる街の音、人の気配。 春の海ひねもすのたりのたりかなです。
Q:毎年迎え花を春分堂さんにお願いしています。 今年の迎え花のコンセプトをお聞かせください。
A:閑自(ふらりと。) はるいろさくらまつりに足を運んでくださるお客様への感謝の気持ちと、はるいろさくらまつりに携わる全ての人たちが、今ここで春を感じている、そのことに立ち会えた喜びを表現できたらと思います。