出展者紹介・太田良子


毎年、感性に訴えてくる作品を発表している太田良子さん。 彼女の創る作品にひそかなファンが増えていると思います。 森という場で作品を展示するとは、作り手としてとても勇気がいることだと感じます。それは、森と作品の対峙を考えていたり、森の中の空間をうまく捉えることができなかったり。 でも太田さんの作品は森の中から生まれてくるという視点で、毎年うまく調和されていて、それでいて刺激的です。 今年もわかりにくいところで、でも見つけるとぐっと感じれる作品を展示されると思います。

Q:毎年、森の展示室の太田さんの作品の魅力に引き込まれます。 去年の展示のコンセプト等教えていただけますか?

A;私は「オオタ硝子研究室」という名前で活動しているのですが 森の展示室では本名の「太田良子」で参加させてもらってます。 太田良子での作品は昨年も書かせてもらったのですが、自分自身のために、自分自身が一番見たい展示を目指して制作しています。 それは個人的なこと。 昨年は新たに2作品を制作展示しました。 「森とのこと」は私が住む三田の森との会話(私の一方通行だけど)を、ガラス板に彫りそれを木から生えているように展示しました。 (キノコが生えているのかと思ったという声が多かったですね。) もうひとつ「44本の棘」は倒木に44本ガラスの棘が生えているように展示しました。 棘は今まで私の中に溜まった数えきれないほどの無数の棘です。 作品は私自身、私の一部なので森の中で展示することで、私の中の傷ついたり醜い感情が森(自然)の力を借りて浄化できるような、そんな願いにも似たものなのかもしれません。

Q:ギャラリーやクラフトフェアでの展示と森の中での展示はどう違いますか?

A:そうですね、もちろん大きく違います。 ギャラリーやクラフトフェアでは人に見てもらうことを意識しますが、森の展示室ではいかに自然に溶け込めるか考えます。 もちろん見てもらいたいという気持ちもあるのですが、自分自身が楽に呼吸できる場所を基準にするので、ここは気づいてもらえないかもな。と思いながら展示してます。

Q:森の展示室の魅力をお聞かせください。

A:森の展示室の魅力はその名の通り、森の中の展示です。 野外での展示は当初、展示方法や破損など心配がありましたが 昨年、約1ヶ月ほど展示させてもらったのですが 期間中の春の強風にも耐え、蜘蛛の巣や枯葉が私の作品に絡み それがとても美しくやはり自然はスゴイなとしみじみ感じ、心から感謝の気持ちで一杯になったのを今でも忘れられません。 今年はあらたな気持ちでガラスという素材と向き合いました。 場所は決まっていませんが見つけて頂けるとうれしいです。


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